西山上人

空中阿弥陀の醍醐寺が所蔵する西山浄土宗、流祖 善慧房證空 像、久我一門の出身で法然上人の数少ない内弟子です。
西山上人像(醍醐寺所蔵)

流祖西山上人善慧房證空※¹は治承元年(1177)11月7日、久我※²一門、源親季※³の長子として誕生。

 

9歳にして宗家久我通親※⁴の猶子※⁵となり、14歳の春に自らすすんで法然上人の室(しつ)に入る。

 

数少ない内弟子の一人として常随給仕し、建久元年(1198)師上人の「選択本願念佛集」※⁶選集に際しては、22歳の若さで勘文※⁷の役を務められた。後年法然上人の法難配流の際には京において孤塁浄土教を守る。

 

法然上人滅後、建保元年(1213)に西山善峯※⁸の北ノ尾往生院に移り、以後

ここを拠点として『自筆之鈔』の講述など、研鑚と教化に専念。

 

宝治元年(1247)11月26日寂 71歳

廟所は京都市左京区 三鈷寺・観念三昧院華台廟

寛政8年(1796)8月 鑑知国師の諡号を賜る

画像:西山上人像(醍醐寺所蔵)

※¹・・善慧房證空(ぜんねぼうしょうくう) ※²・・久我(こが) ※³・・源親季(みなもとのちかすえ)

※⁴・・久我通親(こが みちちか) ※⁵・・猶子(ゆうし) ※⁶・・選択本願念佛集(せんちゃくほんがんねんぶつしゅう)

※⁷・・勘文(かんもん)【師の諮問に応じ、経典や注釈書を精査して、正確な典拠を抽出する役割

※⁸・・善峯(よしみね)