往生について

一般的に往生とは死後の浄土に生まれる事で、現生には関係の無いことのように考えられていますが、浄土宗のいう阿弥陀佛の極楽に生まれる往生とは永遠の生を得させていただく救いを意味します。

 

西山浄土宗では即便往生※¹(平生)と当得往生※²(臨終)の二つで説明し、即便、当得は一つの往生と考え、往生は死後に始まるのではなく、平生から始まるとされています。

 

 念佛三昧を往生の体と心得るほかに臨終を置くべからず。また来迎※³を置くべからず。《述誠》※⁴

 

と示されているように、念佛即往生、往生即念佛と、もとより生死を超えた永遠の救いの中で現生における意義に焦点が絞られています。

 

 

空中阿弥陀の醍醐寺では往生についても西山浄土宗のおしえにもとづいて説明します。死後の世界から始まるのではなく、平世から始まるとされています。
閻魔大王(大日堂)

※¹・・即便往生(そくべんおうじょう)

※²・・当得往生(とうとくおうじょう)

※³・・来迎(らいこう)・・仏がこの世に降りてくること

 

※⁴・・述誠(じゅつじょう)